日本中が切手収集ブームに沸いた1970年代。
1972年に開催された札幌オリンピック冬季大会の時に札幌オリンピック冬季大会記念切手を購入した方も多いのではないでしょうか。
押入れから久しぶりに引っ張り出して懐かしい気持ちになった方も多いでしょう。
そんな札幌オリンピック冬季大会記念切手ですが、現在、どのくらいの価値があるのでしょうか。
もし売るとしたらいくらくらいになるのでしょう。
今回は1972年に発行された札幌オリンピック冬季大会記念切手についてです。
価値だけではなく、高く売るコツも併せて解説しています。
札幌オリンピック冬季大会記念切手を売りたい、少しでも高く買い取ってもらいたいと考えている方は是非参考にしてください。
もくじ
札幌オリンピック冬季大会記念切手とは
・発行年 1972年2月3日
・額面20円・50円・小型シート(50円1枚 20円2枚)
・発行枚数
20円バラ切手 3500万枚
50円バラ切手 2000万枚
小型シート 1500万枚
札幌オリンピック冬季大会記念切手は、1972年2月3日から2月13日まで札幌で行われた冬季オリンピックの開催を記念して発行された記念切手です。
冬季オリンピックはこの1972年の札幌オリンピックが日本及びアジアで初開催となりました。
・日の丸飛行隊
・ジャネット・リン
・笠谷幸生
これらの単語を聞いて懐かしく思う人もいるでしょう。
この大きな盛り上がりを見せたオリンピックの開催時、さらに切手収集ブームに沸いていた1970年代に発行されたのがこの札幌オリンピック冬季大会記念切手です。
額面は20円、50円の2種類と、50円1枚、20円2枚がセットになった小型シートが発行されました。
20円切手のデザインはスキーをする選手とボブスレーをする選手の2種類。
50円切手はフィギュアスケートと、この大会のアイスホッケーとフィギュアスケートの会場にもなった真駒内屋内競技場が描かれています。
発行枚数は20円切手が3500万枚。50円切手が2000万枚、小型シートが1500万枚と非常に多くの枚数が発行されました。
札幌オリンピック冬季大会記念切手の平均的な販売価格と買取相場
この切手に限らず、オリンピック記念切手の多くはプレミアが付きにくくなっています。
理由としてはまずオリンピックは国民の関心が高い一大イベントのため、切手は非常に多くの枚数が発行されます。
また、記念品として多くの人が使わずに、非常に良い保存状態のまま保管することがほとんどです。
そのため市場には需要をはるかに上回る量の良好な状態の切手が多く存在するため、値段が上がりにくい傾向があります。
さらに言えばこの札幌オリンピック冬季大会記念切手が発売された1970年代は日本中で切手収集ブームが起こっていました。
これがより「保存状態の高い切手の現存」に拍車をかけ、今でも状態の良い切手が大量に残る理由になっています。
店頭での販売価格
20円バラ切手 30円~40円
50円バラ切手 60円~80円
小型シート 140円~230円
買取相場
20円バラ切手 20円~30円
50円バラ切手 50円~60円
小型シート 100円~150円
やはり市場での現存数も多いため、買取価格は概ね額面通りであることがほとんどです。
中には額面を下回る買取業者もいるようです。
小型シートに関しては若干買取価格が額面を上回る場合もあるようですが、基本的には額面以上の買取は非常に厳しいでしょう。
高く買い取ってもらうコツ
切手を高く買い取ってもらうコツですが、まずは以下の基本事項です。
・裏糊が残っているかどうか
・ヒンジの跡がないかどうか
・染み、ヤケ、擦れ、折れ、破れ、よれがないかどうか
・未使用かどうか
・複数の業者に査定を依頼する
先述しましたが、状態の良い切手も非常に多く現存しています。
従って、買取基準も未使用であることや傷、汚れなどが一切ない「完全なコンディション」が基準です。
少しでも汚れがあったり折れがあったりすると買取価格は額面を下回ります。
状態の良い物なら是非複数の業者に買取依頼を出してできるだけ高い査定をしてくれる業者を探してみてください。
他にも切手を高く買い取ってくれる要因の一つに「初日カバー」があります。
初日カバーとは発行日当日に使われて消印を押された切手の事を指します。
この切手でいえば1972年2月3日の消印が押されたものですね。
この年代の切手は普通のはがきや封筒ではなく、初日カバー用の記念カバーに記念印を押すタイプの初日カバーも多く存在します。
どのタイプにしろ、初日カバーであれば額面よりも高い買取が期待できるかもしれません。
ただし、この初日カバーも比較的多く出回っているため、大きなプレミアはついていないようです。
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最後に
札幌オリンピック冬季大会記念切手は1972年2月3日に発行された切手です。
発行枚数が1500万枚~3500万枚と非常に多く、記念品として大事に残している人も多いため、現在でも市場に状態の良い切手が多数、流通しています。
そのため、プレミアは現在の所、期待できません。
額面通りの買取が望めるかどうかです。
もし売るつもりであれば状態の良い物を複数の業者に査定してもらって、額面通りの価格を提示してくれるところを探しましょう。