「東宮御婚儀祝典記念切手を売りたいんだけどどのくらいの価値があるんだろう?」
何て疑問はありませんか?
東宮御婚儀祝典記念切手は日本の切手史の中でも、特に貴重で珍しい切手です。
この東宮御婚儀祝典記念切手は1923年に発行される予定だったのですが、事情によって日本初、そして唯一の「不発行切手」になりました。
極々一部のみが現存しており、切手コレクターの中では「幻の切手」とされています。
査定に出した場合、間違いなく業者は驚くでしょう。
もちろん査定額も、高額切手の中でも飛びぬけて高額です。
今回はそんな東宮御婚儀祝典記念切手の解説と、販売価格、買取価格をご紹介します。
日本切手史上に残る超貴重切手。
もしお持ちで、売りたいと思っている方は是非参考にしてください。
もくじ
東宮御婚儀祝典記念切手とは
〇発行年1923年11月(予定だった)
〇額面
・1銭5厘
・3銭
・8銭
・20銭
○発行枚数 不明(配布は1000組と言われている)
東宮御婚儀祝典記念切手は1923年(大正12年)に、昭和天皇のご成婚を記念して作られた記念切手です。
額面は1.5銭、3銭、8銭、20銭の4種類です。
当初の発行枚数は正確な記述がありませんが、数十万枚は発行される予定だった思われます。
この切手は昭和天皇の婚礼の儀が11月に予定されていたため、それに合わせて11月に発行できるよう事前に印刷されていました。
発行された切手は庁舎に保管され、あとは11月を待つばかりでした。
しかし婚礼の儀を控えた同年9月に日本史に残る未曽有の大災害、「関東大震災」が発生。
死者・行方不明者は10万人以上、被災者数は190万人にもおよびました。
この大災害の発生により、東宮御婚儀祝典記念切手を保管していた庁舎、保管庫、印刷局もすべて全焼。
切手に合わせて発行予定だった絵葉書や原版もすべて焼失。
在庫は全て焼けてしまい、再発行不可能。
もちろん11月に予定されていた婚礼の儀は延期。
このような経緯から東宮御婚儀祝典記念切手は幻の切手となってしまいました。
在庫、原版がすべて焼けた時点で永久に失われたかのように思われたこの切手。
しかし、実は震災前に当時日本の統治下にあった南洋庁(現在のパラオ諸島)に数千枚が送られていたことが判明。
パラオでも11月の発行に間に合わせるためでした。
パラオに送るのは時間がかかるため、震災前の9月以前にあらかじめ送ってあったというわけです。
このような経緯で、完全に幻の切手と思われていた東宮御婚儀祝典記念切手は極々わずかな数量が現存したのです。
震災の復興が進む中、パラオに送った東宮御婚儀祝典記念切手を東京に戻し、ごくごくわずかな関係者に記念品として贈られたのです。
その中の一部が現在市場に流通し、非常に高額な価格で取引されています。
資料用として再発行されたレプリカも存在し、こちらは「参考品」という形で比較的安価で手に入ります。
デザインは1.5銭と3銭は筑波山。
8銭と20銭は東宮仮御所となっています。
非常に高額で貴重な切手なので、偽物も出回っています。
もしお持ちの方がいれば一度真贋を鑑定してもらってみてはいかがでしょうか。
東宮御婚儀祝典記念切手の平均的な販売価格と買取相場
店頭での販売価格
・1銭5厘 18万円
・3銭 18万円
・8銭 220万円~250万円
・20銭 38万円
・レプリカ 3000円前後
買取相場
・1銭5厘 5万円~12万円
・3銭 5万円~12万円
・8銭 130万円前後
・20銭 20万前後
・レプリカ 1000円~
日本切手史上に残る幻の切手だけあって、その価値は非常に高いです。
販売価格は1.5銭と3銭でも18万前後。
一番貴重な8銭切手の場合、何と1枚で200万円を超えます。
従って買取価格も1.5銭と3銭で5万円~12万円。
20銭で20万前後、8銭となると状態の良い物では100万円を越えます。
状態が良ければさらに高値で買取してもらえるでしょう。
なにせ買取事例がほとんどない幻の切手です。
業者によってはこの価格以上の査定額も期待できます。
高く買い取ってもらうコツ
幻の切手だけあってどこに査定に出しても高額査定が期待できますが、さらなる査定アップを狙うコツを紹介します。
・裏糊が残っているかどうか
・ヒンジの跡がないかどうか
・染み、ヤケ、擦れ、折れ、破れ、よれがないかどうか
・未使用かどうか
・複数の業者に査定を依頼する
比較的状態が悪くても、数万円以上の査定価格のつく東宮御婚儀祝典記念切手ですが、状態が良ければよいほど当然高値になります。
また、本来この切手は4種セットですので、4種類揃った状態であればさらにプラス査定になるようです。
買取事例が極端に少ないので、確実ではありませんが、4種セットでは200万円以上の買取価格になることもあるようです。
バラ単体では8銭が一番価値が高いです。
その他、高値になる要因としては「絵葉書」に貼られて特印が押されたものも高価です。
先述した通り、この切手に合わせた絵葉書とも発行予定でしたが、震災でほとんどが消失してしまいました。
絵葉書も一部パラオに送られましたが、その枚数は3000枚程度と言われています。
したがって現存数は少ないですし、それに貼られて特印が押されたものはさらに貴重です。
もっと言えば、パラオで押された「南洋印」ではなく東京で押された「東京印」であれば買取価格が予測できないほどの貴重品となります。
このような珍しい状態のものをお持ちの方は是非業者に査定を依頼しましょう。
きっと業者もびっくりすることでしょう。
それほどの価値のある切手です。
このような貴重な切手は、業者によっては査定結果に数万円の差が出ることも珍しくありません。
顧客満足度No1の切手買取業者なら「切手買取バイセル」
当サイトで一番人気がある切手の買取業者は「切手買取バイセル

切手買取業者バイセルは顧客満足度以外にも以下の分野で1位に輝いています。

・査定額が他店よりも1円でも安ければ全品返却
・査定料、出張料などは無料
・現金即払い、宅配なら即振込
・日本全国対応
・申し込みから最短30分で訪問可能
買取方法も三種類に対応しています。

買取の申し込みからの流れ

切手買取バイセルの公式サイトはこちらをどうぞ。
⇒切手買取バイセルの公式サイトを見てみる


最後に
東宮御婚儀祝典記念切手は、日本切手史上に残る非常に貴重な切手です。
本来昭和天皇の成婚の儀が行われる1923年11月に発行予定だったものが関東大震災で在庫や原版がすべて焼失。
震災が起こる前にパラオに送られた極々一部のみが現存する幻の切手です。
もしこの切手をお持ちの方がいれば、真贋鑑定の意味も込めて是非査定に出してみましょう。
もし本物であれば業者の手が震えるくらい貴重なお宝です。
きっと査定価格も高額になる事でしょう。
もちろん数万円から数百万円するお宝切手です。
査定額には大きな開きが出ることが予想されるので複数の業者に査定してもらい、一番高値を付けてくれた業者に買い取ってもらいましょう。