万国郵便連合加盟100年記念切手は、日本が万国郵便連合に加盟してちょうど100周年に当たる1977年に発行された記念切手です。
ちょうど100周年の節目の記念切手ということで、持っている方はその価値も気になりますよね。
万国郵便連合加盟100年記念切手、いったい現在ではどのくらいの価値になっているのでしょうか。
今回この切手の概要、販売価格の相場、業者に買取を依頼した際の買取相場を解説します。
万国郵便連合加盟100年記念切手をお持ちの方は是非この記事を参考にしてみてください。
もくじ
万国郵便連合加盟100年記念切手とは
〇発行年1977年6月20日
〇額面
・50円
・100円
・シート50円×20枚(1000円)
・シート100円×10枚(1000円)
・小型切手シート 50円と100円1枚ずつの2枚セット
○発行枚数
・50円切手3000万枚
・100円切手 1500万枚
万国郵便連合加盟100年記念切手は、日本が万国郵便連合に加盟した1877年のちょうど100年後に当たる、1977年6月20日に発行されました。
万国郵便連合とは、国家間の郵便業務を調整する機関で、加盟国同士でスムーズな国際郵便のやり取りが行われるように調整しています。
本来高額になる国家間の郵便物を、この連合の加盟国同士では「固定料金に近い」金額で送れるようになります。
特に切手が貼られた郵便物に関しては、どこの国が発行したものでも加盟国国家同士なら問題なく使用できると決められています。
加盟国同士なら郵便物のやり取りが非常に簡素化されるのです。
この万国郵便連合に日本が加盟したのが1877年です。
第二次世界大戦中(1939年~1945年)の6年間、日本はこの万国郵便連合から脱退していたのですが、100周年にはこの脱退期間中も含まれている計算になります。
額面は50円と100円の2種類。
50円切手は20枚セットの1シート、100円切手は10枚セットで1シート。
どちらも1000円の額面でのシート発行です。
このシートのほかに、50円と100円を1枚ずつ、2枚セットの小型シートも発行されています。
発行枚数は50円切手が3000万枚。
100円が1500万枚発行されています。
発行枚数は比較的多めの発行枚数と言えるでしょう。
デザインは50円切手がポストとハト。
100円切手が初期の郵便旗とマーク、世界地図。
アンティークな雰囲気で非常にかわいらしいデザインとなっています。
思わず郵便物に貼りたくなるような、封筒やはがきに映えるデザインです。
万国郵便連合加盟100年記念切手の平均的な販売価格と買取相場
万国郵便連合加盟100年記念切手の販売価格と買取価格の相場です。
店頭での販売価格
・50円バラ 80円~100円
・100円バラ 150円~200円
・50円シート 1400円前後
・100円シート 1300円前後
・小型シート 280円~320円
買取相場
・50円バラ 20円~40円
・100円バラ 50円~70円
・50円シート 600円~800円
・100円シート 600円~800円
・小型シート 150円~200円
販売価格は額面より少し上になっていますが、買取価格は残念ながら額面割れをしています。
額面に届くことは難しいようです。
1つだけ例外があり、小型シートは他のシートに比べて販売価格で若干ですがプレミアがついています。
販売価格は額面の倍以上で取引されているので、買取価格も額面かそれ以上で買い取ってもらえるケースもあるようです。
高く買い取ってもらうコツ
最後に万国郵便連合加盟100年記念切手を高く買い取ってもらうためのポイントを解説します。
・裏糊が残っているかどうか
・ヒンジの跡がないかどうか
・染み、ヤケ、擦れ、折れ、破れ、よれがないかどうか
・未使用かどうか
・複数の業者に査定を依頼する
切手はコレクション性の高い物ですので、当然状態は査定に直結します。
汚れや破れ、シミはもちろん、折れやシワも査定が下がる要因になります。
完璧な状態であれば額面に近い査定額が期待できるでしょう。
その他にも、ある程度まとまった枚数があるとプラス査定になります。
大量にあればぜひ一緒に業者に持ち込むようにしましょう。
その他のプラス査定要因としては初日カバーですね。
発行日当日に使用された消印がある切手であれば、コレクション性が高くなり、使用済みであっても額面以上の買取も期待できます。
また、この初日カバーに合わせた専用の記念印や封筒を使用した物も貴重です。
このような「初日カバー」を持っていたら是非査定に出してみましょう。
ただし、これらの要素を査定にどの程度反映するかは業者によっても違います。
できれば最高の査定額を出してもらうために、複数の業者に持ち込んで査定額を比べてみることをお勧めします。
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最後に
万国郵便連合加盟100年記念切手は1977年6月20日に万国郵便連合加盟100周年を記念して発行されました。
まだ発行から新しいことと、発行枚数が多いことから現在の所、プレミアはついていません。
買取価格は額面を下回ります。
ただし小型シートには若干プレミアがついているようです。
もし、万国郵便連合加盟100年記念切手を売りたいと思ったら、まずは複数の業者で買取査定を依頼してみましょう。
まとまった枚数や初日カバーなどのプラス要因があればひょっとしたらまとまった金額になるかもしれませんよ。