あなたは伊勢神宮式年遷宮記念切手の価値が気になりませんか?
伊勢神宮式年遷宮記念切手は1930年に伊勢神宮の式年遷宮を記念して発行された切手です。
古い切手ですが、当時の発行枚数が非常に多かったため、現在でもかなりの数が残っていて価値自体はそれほど高くありません。
ですが、伊勢神宮式年遷宮記念切手はデザインが秀逸で人気が高く、集めている人が多いため、状態や条件によっては高く売れる場合があります。
今回はそんな伊勢神宮式年遷宮記念切手についてです。
・どんな切手なのか
・どのくらいの価値があるのか
・高く売れる条件や方法が知りたい
このような方は是非この記事を参考にしてみてください。
もくじ
伊勢神宮式年遷宮記念切手とは
発行年1930年 10月2日
額面 【1.5銭】【3銭】の2種類
伊勢神宮式年遷宮記念切手は伊勢神宮の58回目の遷宮を記念して作られた記念切手です。
発行枚数は1.5銭が324万枚、3銭が344万枚と非常に大量に発行されています。
遷宮とは神社の本殿を新築移転したり、本殿の一時的な改築、補修を行う際にご神体を移す行事のことを指します。
式年遷宮は「式年」、つまり定期的に行われる遷宮のことで、伊勢神社は西暦690年をはじめとして、20年ごとにこの式年遷宮を行っています。
その式年遷宮の58回目を記念して1930年に作られたのがこの伊勢神宮式年遷宮記念切手です。
1.5銭も3銭もデザインは同じですが、額面の違いと色で見分けることができます。
1.5銭が青、3銭が赤の印刷となっています。
発行枚数が多く、現存数も非常に多いため、残念ながらプレミアと呼べるほどの価値はありません。
伊勢神宮式年遷宮記念切手の平均的な販売価格と買取相場
伊勢神宮式年遷宮記念切手は古く人気のある切手ですが、発行枚数、現存枚数共に多く、高値での買取は期待できません。
店頭での販売価格
1.5銭 200円~600円
3銭 250円~700円
買取価格
1.5銭 100円~
3銭 100円~
このように買取価格は状態の良い物で150円前後であることがほとんどです。
とはいえ、集めている人が多い人気の切手ですので、買取してもらうこと自体は難しくありません。
業者によりますが、使用済みでも査定額が付かないということはなさそうです。
伊勢神宮式年遷宮記念切手は確かに価値、という点ではそこまで高くないかもしれませんが、人気のある切手です。
買取価格と販売価格にそれほど差が無く、使用済みでも一定の価値があることがその人気の証拠と言えるでしょう。
また、伊勢神宮式年遷宮記念切手は1.5銭と3銭の額面で価値がほとんど変わりません。
この点もほかの切手とは違う伊勢神宮式年遷宮記念切手ならではの面白い所です。
高く買い取ってもらうコツ
まず、基本的な所を押さえておきましょう。
・裏糊が残っているかどうか
・ヒンジの跡がないかどうか
・染み、ヤケ、擦れ、折れ、破れ、よれがないかどうか
・未使用かどうか
・複数の業者に査定を依頼する
切手はコレクション品ですから、状態によっても査定額が大きく変わってきます。
保存状態の悪い物は査定額が下がってしまいます。
とはいえ、「保存状態が悪いから…」と諦めてしまうのではなく、どんなものでもまずは業者に、それもできるだけ多くの業者に見積もりを出してみることをお勧めします。
もし、状態が悪くても後述する条件に当てはまれば高値で買い取ってもらえるかもしれません。
そのほか、この切手を高く買い取ってもらうそのコツとしては
・初日カバー
・100面シート
・穿孔切手
であれば高価買取が期待できます。
まず初日カバーです。
初日カバーというのはその切手の発行日当日の消印が押された封筒類の事です。
FDC(fast day cover)と表記されることもあります。
一言で言えば使用済み切手ですが、発行日当日に使用されたという点がポイントです。
伊勢神宮式年遷宮記念切手なら1930年10月2日の消印が押された封筒やはがきなどのことですね。
この消印がついている物は使用済みでもコレクション性の高い逸品としてバラ切手の状態よりも高い買取が期待できます。
ちなみに記念品として意図的に発行日当日に綺麗な絵や、切手に関連する絵柄のはがきなどに貼られて作られたものを「初日カバー」と呼びます。
近年では初日カバーに合わせて専用のはがきや記念印を押すこともあります。
記念品としてではなく普通に郵便に使われて偶然、発行日当日の切手が貼られたものは「初日実逓(じってい)カバー」と呼ばれます。
しかしこの頃は初日カバーを「コレクション」として作成する人はいなかったため、この年代の初日カバーは偶然の産物、「初日実逓カバー」でしか存在しません。
(発行日に買ってすぐにはがきなどを出したケース)
そのため、この切手の初日カバーは比較的珍しく貴重です。
次に100面シートです。
バラでは価値の低い伊勢神宮式年遷宮記念切手ですが、100面シートになると高値買取が期待できます。
3銭の100面シートで5~6万円の値が付いたこともあります。
最後は穿孔切手です。
穿孔切手とは当時、社員による横領などを防ぐ管理目的などのために切手に独自の穿孔(穴)を開けたもののことです。
現在ではこの制度は存在しないのである一定の年代の切手に見られたものです。
この穿孔切手、当時は見た目の悪さから人気がありませんでしたが、現在では収集価値の一つとしてコレクターから再評価されており、価値が上がっています
使用済みのものでも1600円程度の店頭価格価値があり、買取価格も1000円近くになることが多いようです。
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最後に
伊勢神宮式年遷宮記念切手は残念ながら発行枚数が多く、現存数も比較的多いためバラでの価値はそこまで望めません。
額面に関わらず100円~200円程度が買取の相場でしょう。
ですが、デザインがよく、コレクターからは人気のある切手なので買取自体は容易です。
高く売るためには状態の良いものであることはもちろん、
・初日カバー
・100面シート
・穿孔切手
であればより貴重です。
初日カバーや穿孔切手であれば使用済みでも意外な高値が期待できるでしょう。
このように意外なプレミア条件が揃うかもしれません。
お手元に伊勢神宮式年遷宮記念切手があればまずは査定を依頼してみてはいかがでしょうか。