天皇皇后両陛下御訪欧記念切手は、1971年に天皇皇后両陛下が初の外遊、ヨーロッパ訪問をしたことを記念して発行された切手です。
天皇陛下に関する切手は比較的プレミアがつきやすく、この天皇皇后両陛下御訪欧記念切手もプレミアを期待して保管している方もいるのではないでしょうか。
この切手は果たして現在どのくらいの価値があるのでしょうか。
今回はそんな天皇皇后両陛下御訪欧記念切手に関する情報です。
現在の販売価格、買取相場、高く売るコツなど天皇皇后両陛下御訪欧記念切手に関する情報を解説しています。
少しでも高く売りたい方。
価値を知りたい方。
是非読んでみてください。
もくじ
天皇皇后両陛下御訪欧記念切手とは
・発行年 1971年10月14日
・額面
15円×2枚小型シート
15円×20枚で1シート
・発行枚数2000万部
天皇皇后両陛下御訪欧記念切手は1971年に天皇陛下が初の外国訪問をした際に発行された記念切手です。
実はこの訪問は大阪万博の時に来日したベルギー国王からの招待に答える形で実現しました。
過去、皇太子が外遊・視察として外国に行くことはありましたが、天皇陛下が外国に訪れたのはこのときが初。
切手のデザインは天皇陛下にふさわしく「天皇旗・菊花・鳳凰」をあしらった15円切手が一枚。
もう一枚は皇后様の絵画作品「海の彼方」が採用された15円切手。
この2枚がセットになった小型シートとして販売されました。
また、20枚1セットのシートでも発行され、発行枚数は2000万部です。
絵画を手掛けられた香淳皇后は日本画家の先生から支持を受け、多くの作品を遺しています。
その中でも淡い青で構成された美しい色彩の、この「海の彼方」は皇后様の代表的な作品と言えるでしょう。
この切手の2枚セット(小型シート)には面白い特徴があり、目打ちが入っていません。
目打ちというのは切手同士のつなぎ目に打たれた、切り離しやすいように空けられた穴の事です。
天皇皇后両陛下御訪欧記念切手の小型シートにはこの目打ちがないため、使用する際ははさみ等で切り離して使用することになります。
大変珍しい仕様の切手ではありますが、特にそれが価値に反映されているということは無いようです。
天皇皇后両陛下御訪欧記念切手の平均的な販売価格と買取相場
天皇皇后両陛下御訪欧記念切手ですが、
・発行から年数が経っていないこと
・発行枚数が多いこと
・記念として大事に保存している人が多く現存数が多いこと
以上のことから現在のところプレミアはついていません。
販売価格は額面の1.5倍~2倍程度の価格がついていますが、買取価格は額面がベースになるでしょう。
店頭での販売価格
小型シート 60円
シート600円
買取相場
小型シート 20円~30円
シート 250円~350円
大きなプレミアは難しいですが、状態や枚数、業者によっては若干額面を超える可能性はあります。
切手はシート単位で複数枚あると買取価格が上がる傾向にあります。
20枚セットのシートが複数枚あればまとまった価格も期待できるかもしれません。
今後の傾向ですが、年数が経過してくればプレミアがつく可能性はありますが、数年以内に上がる可能性はなさそうです。
高く買い取ってもらうコツ
天皇皇后両陛下御訪欧記念切手を1円でも高く買い取ってもらうためのコツです。
どんな切手にも共通する事項ですが、切手の価値は「状態」が非常に重要です。
・裏糊が残っているかどうか
・ヒンジの跡がないかどうか
・染み、ヤケ、擦れ、折れ、破れ、よれがないかどうか
・未使用かどうか
・複数の業者に査定を依頼する
先ほど額面ベースとの解説をしましたが、コンディションは新品未使用で美品に限ります。
特にこの切手のような年代の新しい物は完璧なコンディションであることが第一です。
発行年数が新しいので裏糊に関しては問題ないと思いますが、保管状況によってはシミやヤケ、折れが起きる可能性があります。
そうなると額面通りの買取も難しくなってくるでしょう。
また、切り離された切手の場合はさらに価値が下がります。
その場合は普通の切手として使用したほうがいいかもしれません。
新品未使用で状態の良い物であれば是非複数の業者から見積もりを取りましょう。
切手の買取は業者によって査定額が全く違います。
特にシートが複数あれば業者によってはプラス査定が付くこともあります。
他にも発行日当日に使用され、当日の消印がある「初日カバー」であれば、付加価値としてプラス査定になる可能性もあります。
その他にはエラー切手なども高い付加価値が付きますので、もし自宅にある切手でこういったものがあればぜひ査定してもらいましょう。
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最後に
天皇皇后両陛下御訪欧記念切手は1971年10月14日に天皇皇后両陛下の初の外遊を記念して発行された切手です。
比較的プレミアのつくものが多い天皇陛下に関する切手の中では、残念ながらこの切手は額面通りの買取相場となっています。
もし売る際はできる限り額面通りの買取をしてもらえる業者を探しましょう。
大量にあればある程度まとまった金額も期待できます。
買取の際は是非、多くの業者に査定をしてもらいましょう。