消印付きや使用済みの切手も買取してもらえるの?買取相場はどのくらい安くなるの?

 

昔から切手が好きで使用済も集めていた。

もしくは家にあった家族が集めていた大量の切手が見つかって
珍しい物かも!と引っ張り出してみると使用済の消印が押されていてがっかり…

「消印が押された使用済なんて売れないだろうなあ…」
と思っているかもしれませんが、ちょっと待ってください!

「使用済切手=価値が無い」
これは間違いです。

確かにほとんどの切手は消印が押され、使用してしまうと価値が無くなります。

しかしそんな使用済切手を集めているコレクターもいて、珍しい物であれば使用済みでも売れる可能性があるんです。

今回はそんな使用済切手の買取について解説します。

使用済切手を集めていた方。
家族が集めていた使用済切手を見つけた方。

是非参考にしてみてください。

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消印付き・使用済切手とは

その名の通り、郵便物に貼られて消印が押され、使用され終わった切手の事です。

当然使用された後なので、金銭的な価値(80円切手なら80円)はゼロ。
通常の金券ショップのような場所では売れません。

しかし切手コレクターの中にはこの使用済切手『でも』いい、もしくは使用済切手『が』いい、という方も少なくありません。

貴重な切手であれば使用済でもコレクションとしての価値があるため、専門業者で買取をしてもらえるのです。

消印や使用済でも価値の高い物・買い取ってもらえるもの

ではいったいどういったものが売れるのでしょうか。
これに関しては条件が非常に複雑なものもあり、一概に言えませんが、まずは基本的な所から見ていきましょう。

・古い年代物の切手
・発行枚数が少なく貴重な切手

この2つに関してはそもそも現存数自体が少ないため、使用済ですら貴重です。
もちろん未使用となるとさらに買取価格が跳ね上がりますが、使用済であっても一定の高い価値を保有しています。

貴重なものでは使用済でも数千円~数万円するものも存在します。

特に明治5年(1872年)以前のものは消印があっても高値が付く物が多いようです。

・初日カバー
・初日実逓カバー

初日カバーとは、切手の発行日当日に使用されて、その日の消印が押されたものの事です。
1950月10月28日に発行された切手なら、1950月10月28日の消印が押されたものの事ですね。

この初日カバーは発行日当日の切手に、当日の消印を押して記念品として残しておく、という意味合いが強く、消印が押されていてもコレクションとして一定の価値があります。

記念切手などの発行の際、それに合わせて、専用のはがきや「初日印」という発行日のみの記念印が用意されることがあり、こうした記念印を押して記念品として残っている物を「初日カバー」。

一方、記念品としての意図は一切なく、たまたま発行日当日に切手を購入し、郵便物を出す際に使用して当日の普通の消印が押されたものを「初日実逓(じってい)カバー」と言います。

記念印は1934年ごろから使用されているため、それ以前の使用済み切手で「初日カバー」は存在しません。
そのため古い使用済切手のほとんどはこの「初日実逓カバー」です。
この初日実逓カバーは当時の日常風景をうかがい知ることができるアイテムとして、これのみを集めているコレクターも存在します。

・特殊通信日付印
・小型記念日付印

切手の発行の際、記念行事や大きなイベントの時などに専用も消印が押されることがあります。
それが特殊通信日付印(通称「特印」)や小型記念日付印(通称「小型印」)です。

これらの特別な記念印は発行日当日のみだったり、発行から1週間のみなど、決まった期間しか押されないため、この消印自体に価値がある場合があります。

・どこで消印が押されたか
・どうやって押されたか
・特定のテーマの使用済かどうか

最後はちょっとややこしいのですが、使用済切手コレクターは一般のコレクターやコレクターではない人にとって理解が難しい部分に価値を見出す場合があります。

例えば「押された場所」。
珍しい郵便局で押されたり、日付自体が珍しい場合も一定の価値、コレクター要素があります。
例えば1922年に日本の統治下にあったパラオの「南洋庁」で押された消印など。

他にも一見何の変哲もない消印に見えていても、切手内に消印が綺麗に収まって押された「満月印」だったり。

もしくは使用済の消印の内容自体はどうでもよく、集めている切手の使用済かどうか、など。

このあたりに関しては非常に深い世界になってくるので、一概に説明するのは難しいですが、「何の変哲もない使用済」でも価値のある切手の場合があるのです。

マニアなコレクターにしかわからない価値の使用済切手もあります。

消印や使用済切手だとどのくらい買取価格に影響があるの?

これに関しては「切手による」としか言えません。
もちろん基本的には未使用に比べて価値が落ちることがほとんどです。

特に貴重な切手であればその差は顕著です。

通常の切手であれば「普通の使用済切手」として価値はゼロです。
ですがその中でも一部、初日カバーや満月印によって、使用済でも逆に価値が高まるものがあります。

ただそれではイメージしにくいと思いますのでここで一例を。
切手コレクターの中では有名な「見返り美人」と「月に雁」というプレミア切手を例に解説します。

「見返り美人」は未使用美品で1枚10000円~15000円という高額プレミア切手です。
これが使用済だと5000円~9000円まで下がります。

「月に雁」は未使用美品で18000円~23000円。
使用済で5000円~9000円です。

販売価格で半額くらいになってしまうようなので(それでも高いですね)、買取価格も半額近く差が出てくるのではないかと予想されます。

もちろんこれはプレミア切手の話です。
他の切手だともっと下がるでしょう。

特別な条件が無い限りは一般的に未使用の半額以下になる、と思ってもらっていいと思います。

消印付きや使用済切手を買い取ってもらう方法

もし使用済切手をお持ちの場合は専門の買取業者に持ち込みましょう。

その際ははがきなどに貼られた状態でももちろん構わないのですが、剥がして持って行った方が業者の印象が良くなります。
(記念はがきに貼られた場合などはがきにも価値がある場合を除く)

若干ですが査定にも影響するかもしれません。

剥がし方は簡単です。
まず切手の周りを若干周りを残して切り取ります。

その状態でぬるま湯を張った容器の中に浮かべます。
10分ほど置いておくとはがきがふやけて糊が取れ、、簡単にはがせるようになります。

注意点は切手を水に浸けると消印が消えたり、破れたり、染みになってしまいます。
自信が無い方は無理をせず、そのまま持ち込んだ方がいいでしょう。

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最後に

使用済切手は価値が非常にわかりにくいものです。

・全く価値のない物
・使用済であっても非常に価値の高い物
・一見価値が無いように見えるがコレクターによっては価値があるもの

その価値を決める条件は複雑で様々。
色々な観点からその価値が見出されます。

通常のコレクターであってもなかなかその価値を推し量るのは難しいので、もし使用済切手が大量に見つかったら是非専門の業者に買取を依頼しましょう。

ひょっとしたら一見価値の無いように見えた使用済切手でも、びっくりするようなお宝が紛れているかもしれませんよ。

気になったらまずは査定。
もちろん査定は使用済切手の査定に強い専門業者に依頼しましょう。

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